Magnetic

skin bugs

有吉 学 / ARIYOSHI MANABUA

Media:インスタレーション



相反するものが持つカオスと魅力を今回の作品で体現した。
私たちは生活の営みの中で気付かない間に、多方面の文化を上手く混合して生活を豊かにしている。それは反対要素の組み合わせを含んでいるのではないのだろうか。
現代の日本人は生まれてすぐ神社にお宮参り、結婚式はスーツやドレスで着飾って教会で愛を誓い合う、そしてお葬式は寺院で火葬し、人生を終える。今の社会において、こういった日本人が大半だと感じる。
冠婚葬祭や宗教的礼儀は分かりやすい実例であり、デザインやアート分野においても同様で、私たちは自覚することなく多種多様な文化に触れ、多くを選択し、受け入れている。
日本の根底にある考え方や着想は独創性に溢れている。今回は現代の日本に文化として存在しつつある「秋葉原」の2次元の要素を用いた。物理デバイスがディスプレイに影響を受け、その結果3次元の軌跡をアウトプットする。物理デバイスはディスプレイに写るキャラクターの肌に反応し動きを止める。「腐敗することのないデータ」と「劣化するデバイス」、「可逆性」と「不可逆性」の要素を引き合いにし相反するものが持つカオスと魅力にせまる。

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