Magnetic

ユーザーの共感を得る「インタラクティブな」空間の研究と制作

臧 茜 / ZANG QIAN

Media:インタラクティブ, インスタレーション



空間は様々なオブジェクト(要素・コンテンツ)が集まる場所である。その場所で、人は自分の身体と五感でオブジェクトとインタラクションしたり、空間とコミュニケーションしたりする。人は空間から発信する情報を受け取り、空間についての思いと感情を生み出すことができる。
本研究では、空間の価値を見出すことを目的として、情報デザイン領域における「インタラクティブな」空間の中で、ユーザーの共感がいかに得られるかについて探求した。その結果、空間の中心にはいつも人がいるので、ユーザーの共感を得ることができれば、空間の主体であるユーザーが空間を体感することで、空間の存在価値を発見することができるということがわかった。
作品は、それらの要素をもとに「インタラクティブな」空間のプロトタイプを制作したものである。壁面は海中をイメージして曲面を用いている。魚の群れを模した映像が表示されており、ユーザーが藻のようなオブジェに触れることでセンサーが反応し、小さな点が離合集散するインタラクションが生まれる。
研究と制作を通じて、人が非言語的なインタラクションから、空間の提示した情報コンテンツの状況や雰囲気を理解し、共感(Common Experience)を得るための空間を提示した。

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