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ユーザーの共感を引き起こす「インタラクティブな」空間の研究と制作
/Research and Design For Interactive Space that Evoke A Common Experience For Users

空間は様々な情報が集まる場所である。その場所で、ユーザーは自分の身体と五感で情報を受け取り、空間についての思いと感情を生み出す。ユーザー同士は空間から発信する情報を受け入れるかどうか、あるいは空間に対する共感があるかどうかに関心を持っている。特に、「インタラクティブな」空間の中で、ユーザー同士の共感が如何に引き起こせることを探求する。空間の中心はいつも人間がいるので、ユーザー同士の共感を引き起こすことができれば、空間の存在価値を発見することができると考える。 本作品のコンセプトは、この水の中のような空間で、裏面と地面に映像を投影し、水草みたいなオブジェクトにセンサーを入れて、ユーザーはオブジェクトとインタラクションできる。ユーザーは魚のように、水草と接触したり、水の世界を感じたりすることによって、気持ちと気持ち、感情と感情を触れ合えば、共感(共有の感覚)を引き起こす。  空間デザインは、壁、天井、床などの形状を指すと思われている。しかし、「何のための空間なのか?誰に何を伝えるか?」ということをよく考えてみると、壁、天井、床などの装飾のみにこだわるのは重要ではなくなる。空間は人間の気持ちや感情を実体化する場所であり、人間のための存在として使われているスペースだと考える。つまり、人間が生み出す感情が空間をつくるということである。  人間には、気持ちや感情などがあり、そこに身体という空間を伴って生きているのだと考えている。それによって、人間が集まる場所は、気持ちや感情などがたくさん集まってくる場所である。気持ちと気持ち、感情と感情が触れ合えば、共感や感動などの相互作用が生まれる。一人の人間より、人間お互いに何を共有したり、分かち合いたりすることは、空間の作用がより大きくなると考える。  単なる壁、天井、床などのモノではなく、空間の本質的な働きを掴むことは重要である。人間に対する深い理解を掘り下げて考えることによって、空間の価値を高めることができると考える。

  • Name: 臧 茜 / Qian ZANG
  • Countory: Chine
  • Category: Concept Model
  • SNS: Facebook
  • 展覧会ではポートフォリオの展示となります。

Project 16a
Project 16b